ボトックスとは

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ボトックスとは

・ボトックスは世界を制圧することができる
ボトックスの正式名称は、「ボツリヌストキシン」と言います。
簡単に言えばタンパク質の一種ですが、その辺のタンパク質とはひと味もふた味も違います。
「ボツリヌストキシン」をもっと詳しく説明すると、ボツリヌス菌が生産する複合体毒素「ボツリヌス毒素」です。
読んで字のごとくかなりの猛毒で、スプーン1杯あれば100万人の運命を握ることも可能となります。
何処かの厨二病患者の戯言に聞こえるでしょうが、医学的な根拠に基づいている事柄なのです。

ボツリヌス毒素により、大変な事態になったことは一度や二度だけでは済まされません。
2017年に日本で、生後6ヶ月の男の子がボツリヌス症を発生し命を落とした事件がありました。
ボツリヌス症が発生した理由は、はちみつを食べさせたことです。
はちみつの中には「ボツリヌス菌」が入っており、熱を加えても調理をしてもボツリヌス菌を滅することは不可能です。
子供が口を入れると猛毒です。
ここで述べることではないものの、1歳未満の子供にはちみつを与えるのは、絶対にやめて下さい。

▼ 目次

ボトックスは子供も大人も危険?

では大人だったら大丈夫かと問われると、全然大丈夫ではありません。
多少のボツリヌス菌ならば対処できるものの、大量にとなると大人でも危険です。
ボツリヌス菌の毒性はかなり強く、世の中にある毒の中でもトップクラスの強さを持っています。
第二次世界大戦時にはボツリヌス菌の毒性の強さに目をつけ、生物兵器の開発が進められたことがありました。
なお現在は生物兵器の制作は、世界的にも禁止されています。
輸入をすることも許されていません。

毒は薬にもなる

強烈な猛毒を持つボトックスは、世の中に広まっています。
考えるだけでも背筋が寒くなり、万が一子供の手に渡ってしまったら大変です。
しかしどんなに猛毒でも、使い方によっては薬にもなるものです。
研究者の間では「毒は使い方によっては薬になる」と、いう考えが広まっています。

例えば毒の中でもトップクラスの知名度を誇るトリカブトの中には、「アコニチン」と呼ばれる成分が含まれています。
アコニチンは強心剤として使われ、心臓の動きを強める働きをします。
しかもにわかには信じられない話ですが、トリカブトは漢方薬にも用いられています。
ただし、トリカブトが体に良いからと無闇に手を出さないで下さい。
漢方薬に使われているのは、漢方薬に精通した人が手掛けたトリカブトです。
素人がそのままトリカブトを体に取り入れると、心臓は物理的な意味でストップするので要注意です。

ボツリヌス毒素は助けになる

もちろん、ボツリヌス毒素も例外ではありません。
ボツリヌス毒素は、過活動膀胱炎の治療に使われています。
過活動膀胱炎とはトイレが異常に近くなる症状で、状態によっては日常生活にも影響が出るほどです。
治療の初期段階は運動や生活指導を行い、時にはボトックス以外の投薬もおこないます。
そして、運動や生活指導・投薬治療でも効果がなかった場合は、ボトックス治療に踏み込みます。

ボトックスのメジャーな使い道

ボトックスの使い道として、過活動膀胱炎よりもメジャーなものは、美容整形でしょう。
シワとりに絶大な効果が期待できるとして、熱い注目を浴びています。
ボトックスをしわ部分に注射すると、脳から「筋肉を動かしなさい」という指示をシャットアウトする効果があります。
例えば目尻に近い部分にボトックス注射をすると、注射した部分の筋肉が動かなくなります。
固定された状態になるので、シワができることはありません。

ボトックスは、ふくらはぎの注射にも使われます。
足を中心に鍛えるとふくらはぎに、筋肉がつきます。
ふくらはぎに筋肉がつくことじたいは悪いことではありませんが、つきかたが悪くなると見た目的にも良くありません。
そこでボトックスをふくらはぎに注射することにより、ふくらはぎの筋肉を抑えることができます。
すると足に筋肉はつかなくなるため、スッキリ細い足が実現できるという訳です。
更に韓国では、肩こり治療に使われるといいます。
肩にボトックス注射を施すことにより、肩こりだけでなく肩周りの筋肉がスッキリします。
すると首筋も長く見えるため、スタイルが良く見えるようになるという効果も期待できるでしょう。

ボトックスを利用するにはいくらかかるのか?

ボトックスを検討しているのならば、最も気になるのは費用に関することでしょう。
値段はピンキリとしか言いようがないので確かなことは言えませんが、およそ5万円〜13万円前後と見ていいかとおもいます。
東京のクリニックの場合、額のシワ取りなら5万5,000円かかります。
美容の場合は保険がきかないので、値段はどうしてもはってしまいます。

重要なことは、値段どおりの効果が出るかどうかです。
もし出なければ、なんのためにボトックスを取り入れたのかわかりません。
シワ除去でボトックスを考えているのなら、クリニック選びは需要です。
メリットだけでなくデメリットもきっちりと説明してくれるでしょうか。
ハッキリ「NO」を言ってくれる人が担当医ならば、とりあえずは安心です。